Blog,  ワンちゃんの豆知識

人間の歳にすると うちの子いくつ?


人間の子供の成長も早く感じますが、犬の成長はさらに早く、
いつの間にか私たちの年齢を追い越しています。
いつまでも元気で若いままだと思っていたのに気がつけばシニア期を目前にし
若々しく元気に走り回っていた時間が懐かしく思えたりもします。

犬の平均寿命はだいたい12歳~16歳程度と言われていて、近年犬用フードの
改良や医療技術の発達によって人間と同様に平均寿命がどんどん長くなって
きています。




【目次】
1.うちの子って何歳?
2.成犬っていつから?
3.シニアっていつから?
4.犬の平均年齢について
5.まとめ

1.うちの子って何歳?

犬は人間よりもはるかに早く歳をとります。
しかも、体の大きさによって歳を取るスピードも異なります。

一般的には、犬は1歳で人間の15歳くらいだと言われていて
その後は、小型犬は1年ごとに4歳ずつ歳を取り中型犬・大型犬は
もう少し歳を取るペースが速くなります。
さらに犬種などによっても多少の前後はあります。


2.成犬っていつから?

犬のライフステージを考えた時、大きく年代をわけると
・子犬期
・成犬期
・老齢期
となり、さらにそれぞれの時期でより細かく分類することができます。

生まれたばかりの頃から離乳期、社会化期を挟みながら成長期を経て、
やがて成犬期と呼ばれる大人に近づいていきます。
体の変化は犬種・体格によって様々ですが、日本でよく飼育されている
小型犬・中型犬では1歳ごろを目安に成犬期が始まると考えられています。

成長および老化のスピードには体の大きさによって差があり、
小型犬は大型犬に比べて早く成長し成犬期も長く、シニア期に入るのが
遅いのに対して、大型犬の成長はゆるやかで、成犬になるまでにやや時間が
かかりますが、シニア期に入るのは小型犬より早くなります。


3.シニアっていつから?

一般的には、新陳代謝機能や免疫力などが徐々に低下してくるのが平均的に
7歳頃と言われています。

仮に人間の60歳くらいに相当する年齢からシニア期に入ると考えた場合、
小型犬では9~11歳、中型犬では8~9歳、大型犬では7~8歳位となりますが
超大型犬は7~8歳頃で寿命を迎えることもあるのでサイズや種類の
バラエティーが豊富な犬では、ひとことでシニア期を語るのは難しいです。

いずれにしても愛犬がシニア期を迎える頃には健康管理に、より気配りが
必要になります。
食事や散歩の内容、おうちで過ごす時間など様子を見ながらその子の
状態に合うよう少しずつ調整をしてあげてください。
何歳でも共通して言える事ですが、関節が弱くなってくるシニアは特に
適正体重を保つことも大切です。


4.犬の平均年齢について

一般社団法人ペットフード協会が行った『平成30年 全国犬猫飼育実態調査』に
よると、犬の平均寿命は超小型犬で15.01歳、小型犬は13.91歳、中型犬・大型犬
では13.36歳で全体的な平均寿命は14.29歳です。

また、7~9歳の犬は19.3%、10~12歳の犬は19.1%、13歳以上は17.3%で、
7歳以上のシニア層にあたる犬は55.7%にもなります。
つまり、国内の犬の半数以上はシニア層であるということがわかります!
そして今後5年間で少しずつではありますが、13歳以上の犬が増える傾向に
あります。


5.まとめ

昔に比べるとわんちゃんの平均寿命は伸びてきているので、一緒に暮らす以上
今後は益々シニア犬のケアというのは 重要な要素になっていくと思います。
そのためには日頃から愛犬を観察することが大切です。
もしかしたらちょっとした変化が高齢になったサインかもしれません。
隠れたサインを極力見逃さないようにしたいですよね。

こうして犬たちの時間を見てみると、人間よりはるかに早く歳をとることが
わかり、共に過ごせる一瞬一瞬を大切にしたいと思えてきます。
20歳を超えるほど長寿な犬もいれば、残念ながら若くして命を全うする犬も
います。
共に過ごせる時間が長くても短くても、「一緒にいられた幸せが一生の宝物」
と言えるようにわんちゃんとの大切な時間を過ごしていきたいですよね。


コメントを残す