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納得!わんちゃんの爪切りが必要な理由


わんちゃんの日々のケアの1つに爪切りがあります。

爪切りと聞くとついつい人間の爪切りを想像してしまう方も多いかも
しれませんが、犬と人間の爪には大きな違いがあります。

今回はその違いをご説明しつつ、わんちゃんの爪切りがどうして必要なのか
についてお話ししたいと思います。




【目次】
1.犬の爪の構造
2.爪が伸びるとどうなるの?
3.爪切りの頻度は?
4.まとめ

1.犬の爪の構造

犬の爪には血管と神経が通っています。

人の場合は爪が伸びても血管や神経が一緒に伸びてくることはありませんが
犬の場合は伸びた爪をそのままにしておくと、中の血管と神経も一緒に伸び
ていってしまいます。

そのため爪を切らずに伸ばしっぱなしにしてしまうと、短く切ろうと思っても
血管の手前までの少ししか切れない状態になってしまいます。


2.爪が伸びるとどうなるの?

爪が伸びてしまうとわんちゃんの体を支えるクッションの役目を果たしている
肉球をしっかりと地面に着けることができずに指、脚に負担をかけた歩き方に
なってしまい、足腰を痛める原因となります。

伸びてしまった爪を短く切るためには血管を切らざるをえなくなってしまい、
そうなると当然痛みを伴うのでわんちゃんに嫌な思いをさせることになり
「爪切り=痛い」という動機づけの大きな要因になってしまいます。

さらに、伸び続けていく爪は内側に巻いていく特徴がありますので、
巻いてしまった爪の先端が皮膚を傷つけ、そのまま刺さってしまうことも
あります。

うちの子はお散歩にたくさん行っているから大丈夫!という方もいらっしゃい
ますが、爪の角度等によってうまく削れていなかったり、地面につかない狼爪
(ある子とない子がいます)はどんどん伸びていってしまうので油断大敵です!


3.爪切りの頻度は?

人でも爪が伸びるスピードに違いがあるように、同じ犬種でも爪が伸びる速度には個体差があります。

フローリングや少し硬めの地面をわんちゃんが歩いた時に「カチカチ」と聞こえるようになった頃が爪切りのサインです。

目安として1か月に1回程度カットしてあげるとよいでしょう。


4.まとめ

わんちゃんの爪の正常がわかっていると、「いつもより爪の削れかたが少ないな。もしかしたらその足が痛くてあまり踏ん張っていないのかな?」など、異常の早期発見につながることもあります。

わんちゃんにとっても飼い主様にとっても少し苦手意識を持つ方が多い
爪切りですが、とても大切なケアとなりますので気にかけて見るようにしてあげてください。



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