犬の耳ってどんな耳?
「うちの子、なんか耳が赤い…」「うちの子の耳、なんか臭う…」なんて感じたことありませんか?
耳掃除は嫌がる子も多く、耳の中を傷つけてしまうかもと思い難しいと感じる
飼い主様も多いようです。
しかしわんちゃんの耳トラブルはとても多いのでこまめなチェックが必要です。
犬の耳には垂れ耳、立ち耳の2種類ありますが特に耳に蓋をされているような
垂れ耳の子は耳のトラブルが多くなります。
立ち耳のコでも体質的に耳垢がたまりやすい子もいますので定期的なチェックが
必要になります。
今回はわんちゃんの耳掃除についてお話ししたいと思います。
【目次】
1.犬の耳の構造について
2.わんちゃんの耳をチェックしてみましょう
3.耳掃除の頻度はどのくらい?
4.まとめ
1.犬の耳の構造について
犬の身体の中で汚れやすいのに掃除がしにくいところって知ってますか?
それは耳の中です。
犬の耳の中温かくて湿気もある。
これは細菌が繁殖するには最適な環境なんです。
犬の耳は人間と同じように、外耳・中耳・内耳の3つの部分に分かれています。
人間と犬の耳の大きな違いは、耳の穴から鼓膜までの外耳道の形状です。
人間の耳は鼓膜までまっすぐな外耳道なのに比べて、犬の外耳道は途中から
横方向へ折れ曲がるL字型をしています。
そのため蒸れやすく耳トラブルが起こりやすくなっているのです。
2.わんちゃんの耳をチェックしてみましょう
まずは耳を優しくひっくり返して耳の中の色をみてみましょう。
正常な耳は薄いピンク色をしています。
この時すでに耳が真っ赤になっていたり、ゾウの皮膚のようにゴワゴワしてしまったりしていたらすでに外耳炎になっている可能性があるのでかかりつけの獣医師に見てもらいましょう。
ひどい外耳炎をおこしている時はわんちゃんも痛いので耳を触られることを極端に嫌がりますので無理強いはしないでください。
耳の中を見せてくれるようであれば汚れがないかチェックしてみてください。
耳の汚れには黄色いべたべたした脂っぽい耳垢、カサカサ黒っぽい耳垢、茶色い耳垢などさまざまな見た目、色、においがあるので、それも同時にチェックできるといいでしょう。
3.耳掃除の頻度はどのくらい?
耳をチェックをしてみて汚れ具合を確認します。
汚れが気になる場合は週一度くらいの頻度で耳掃除をしてみましょう。
耳掃除の際気をつけるポイントとして、耳道はとてもデリケートなので、綿棒
を使ったり頻繁に耳掃除を行ってしまうことで耳の中を傷つけてしまったり、擦ることによって逆に炎症をおこしてしまうこともあるので注意が必要です。
また汚れやにおいががひどい場合や耳掃除をしてもすぐに汚れる場合は
無理をせず獣医師に相談することをおすすめします。
4.まとめ
耳掃除はわんちゃんにとって苦手な作業でもあり、耳はできれば触れてほしくない部分でもあります。
そんな耳掃除をするにはまず犬が嫌がらないようにすることがポイントです。
無理に押さえつけて耳掃除をしないでマッサージをしたり優しく声をかけながら
まずは耳に触ることに慣れさせるところから始めてください。
耳掃除が難しくても耳の状態をチェックすることができればひどくなる前に動物病院で治療してもらうことが可能です。
また、耳のチェックの際耳の後ろに毛玉ができていないかのチェックもしてみてください。
耳が痒いと後ろ足で耳の後ろを掻いたりする行動が見られ、それが続いたことによって毛玉になっている可能性もあります。
嫌がるわんちゃんを無理やり押さえて耳掃除をすることは絶対にやめてくださいね。