しつけの必要性について🐕
かつて犬は番犬として庭や玄関先など室外飼育が一般的だった時代もありましたが、近年室内で飼育されるわんちゃんはとても多くなってきました。
人と同じ環境で生活するということは、他の人に迷惑をかけないような最低限のマナーが必要になるということです。
人間社会のルールを押しつけるだけでなく、犬本来の習性や生態を理解しつつ人間社会の中で生活するために必要な「しつけ」についてお話ししたいと思います。
【目次】
1.コマンドを教える
2.トイレのしつけ
3.クレートトレーニング
4.まとめ
1.コマンドを教える
コマンドとはわんちゃんに指示をだすときの号令のことを言います。(「おすわり」「待て」等)
コマンドは日本語でも英語でもどちらでも問題ないのですが、日本語だと座らせるコマンドを例にとってみても「おすわり」「すわれ」のようにどうしても違う言い方になりがちです。
コマンドは必ず「同じ言い方」にする必要があるため、 しつけをする人が複数の場合はコマンドを統一しやすい英語のほうがいいかもしれません。
上記を踏まえ、まずはコマンドを決めます。次にわんちゃんがそのコマンドと動作を連携づけて覚えられるよう根気強く教えてあげましょう。
しっかりコマンドを理解させることにより、例えば外で「リードが離れてしまった!」というときにも「待て」の号令でわんちゃんの動きを止めることができれば危険を回避することができるでしょう。
2.トイレのしつけ
わんちゃんを室内で飼う場合、トイレのしつけは非常に重要になってきます。ところかまわずおしっこされても「洗えばいいわ」なんていう人はそうそういないと思います。たとえそういう人がいたとしても自分の家ならまだしも人の家で同じことは言えませんよね。
トイレのしつけは根気強さが必要になってきます。けっして失敗したときに怒ったりせず、できたときに大袈裟なくらい褒めてあげてください。
わんちゃんにもよりますが失敗したときに怒られると「おしっこを失敗したから怒られた」ではなく、「おしっこをしているところを見られたから怒られた」とおしっこ自体をいけないことと認識して、飼い主さんの見ていないところでするようになってしまう場合があります。
子犬の場合はだいたいおしっこをするタイミングは「寝て起きたとき」「ご飯を食べた後」それ以外は2~3時間に1回くらいのペースなので、そろそろかなと思ったらサークルなどで囲ったトイレに連れていくなどしてあえて成功するようにしてあげるのも効果的です。その時「トイレ」などのコマンドをかけ、成功したら褒めてサークルから出してあげましょう。
3.クレートトレーニング
公共の交通機関や車などを利用しての移動時や動物病院の待合室など、クレートの中で安心しておとなしくすることができれば、行動範囲も広がりますしわんちゃん自身の安全のためにもとても役にたちます。
以前のブログでクレートトレーニングについての記事もアップしておりますので、併せてお読みいただければと思います。
4.まとめ
もともと犬と人間は全く異なる生き物です。そのため犬が人間社会のルールの中で生きていくためには、飼い主さん自身がマナーをしっかり学び正しい知識を持ってわんちゃんに教えてあげなくてはいけません。
問題犬と言われ最終的にかわいそうなのはわんちゃん自身です。家族に迎えた以上、飼い主さんの責任としてしつけの必要性を今一度考えるきっかけになれば嬉しいです。