人間だけじゃない!ワンちゃんにも気を使いたい紫外線について、、
日本では5月頃を境に夏の間は特に紫外線が強くなります。
ワンちゃんとのお散歩の際、皆様は紫外線への知識を持ち、ワンちゃんへの配慮をなさっているでしょうか。
今回は3つの項目に分け、紫外線への影響とその対処法について解説していきたいと思います。
白内障へのリスク
人間は年を重ねると、白内障になる可能性が高くなります。
白内障とは、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。
水晶体が濁ることで、視界がかすんだり、視力が低下します。
光をまぶしいと感じるようにもなります。
白内障は先天性と後天性で2つがあり,後天性の場合、加齢によるものがほとんどですが、紫外線を過度に受けたことにより発症することもあるようです。
犬の目は人間と違い、紫外線に対する耐性があまり無く、透過してしまいます。
では、白内障のリスクを下げる為にはどのような対策ができるでしょうか。
・日差しの強い時間は避ける(早朝や夕方に散歩をする)
・日中のお出かけはできる限り日陰を選ぶ
・長時間の外出の場合は犬用サングラスを使用する(現在はオシャレなものもたくさんあります)
などの対策方法があるかと思います。
少しの気遣いで愛犬の目に起こるリスクを軽減していきましょう。
皮膚病を引き起こす可能性がある
年々紫外線が地上に届く量は増えてきています。
強い紫外線を浴び続けると皮膚に受けるダメージは人間も犬も同じです。
特に短毛や短くカットされた犬、毛の色が明るい犬の皮膚は強くダメージを受けてしまいます。
セクション1でも説明した対策以外にはどのようなものがあるでしょうか。
・UVカット等の対策が取られた洋服を着用させる。
・犬用の日焼け止め等を利用する。
人間と同じ様な対策を講じることで、皮膚病のリスクを減らしていきましょう。
もし、異常や異変を感じた場合はすぐに専門医を受診することをお勧めします。
紫外線を浴びることによるメリット
紫外線は悪い。というイメージの方が先行してしまいますが、実はいい一面もあります。
適度な日光浴は紫外線の殺菌効果により、菌由来の感染症やカビの繁殖等を予防します。
また、犬は日光浴によってセロトニンという幸せホルモンが分泌されます。
心と体の安定にとても重要なホルモンなので、紫外線を完全に遮断した生活は逆に不健康だということが言えます。
犬が日向ぼっこが好きな事も非常に納得ですね。
まとめ
紫外線は表裏一体なものです。
犬は言葉では伝えられないので、日々の観察がとても重要になります。
炎天下での長時間のお散歩やアウトドアは想像以上に体の負担が多きものになります。
また犬種によっても暑さへの抵抗力は変わってきますし、毛の色でも紫外線への耐性や体感温度も変わってきます。
大切な家族の一員として日々見守り、ケアをして毎日楽しく生活できる様にしていきたいものです。