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正しい抱っこできてますか?

最近ではわんちゃん同伴OKの施設やお店が増えてきています。
とはいっても「抱っこならOK」や「○○部分は抱っこでお願いします」というところもありますし、人混みを歩くときなどは抱っこをする機会もあると思います。

今回は抱っこの際の注意点などについてお話ししたいと思います。



【目次】
1.抱っこの必要性
2.基本的な抱っこの方法
3.抱っこするときの注意点
4.まとめ

1.抱っこの必要性

「わんちゃんに抱っこは必要」「抱っこなんか必要ない」いろいろな意見があると思いますが、個人的には抱っこが犬にとって必要というよりも、飼い主さんが抱っこできない、抱っこされると暴れるという状況はよくないと思います。
なぜなら、動物病院に連れて行って診察台にのせるとき、トリミングサロンに行ったときなど抱っこが必要なシーンは多くあるからです。

抱っこするたびにわんちゃんが大暴れしてしまうと、落としてしまう危険性もあります。

飼い主さんが正しい抱っこの仕方を知り、わんちゃんにできるだけストレスをかけず抱っこができるようにしておく必要性があるのではないでしょうか。


2.基本的な抱っこの方法

<小型犬>

犬を横向きにして片腕を犬の前胸にとおして犬を引き寄せて肩を抱える。
反対の腕で犬の骨盤あたりをしっかり固定し持ち上げる。

<中、大型犬>

犬を横向きにして犬の首の下に手を通し肩を抱える。反対の手で犬のお尻を
腕に乗せるようにしっかり支えて持ち上げる。


3.抱っこするときの注意点

・関節を傷めないようにする

小型犬を抱っこする際、両脇に手を入れ犬が万歳するようなかたちで持ち上げる抱っこをしているのをよく見かけますが、そのような抱っこをすると肩の関節や腰に負担をかけてしまうためよくありません。
必ず胴体をしっかり支えて抱っこするようにしましょう。


・抱っこの要求に応えない

抱っこの必要性はありますが、わんちゃんが抱っこしてほしいと要求したときに抱っこをしないようにしましょう。
抱っこだけではなくどんな場合もそうですが、わんちゃんが要求したときにそれに応えてしまうと要求すれば何でもやってもらえると思い、要求がどんどん強くなってしまいます。

要求とはちょっと違いますが、たとえばお散歩中や家に誰かが来た時に吠えるわんちゃんを静かにさせようと抱っこする人がいます。しかしそのタイミングで抱っこをしてしまうと抱っこが好きなわんちゃんにとって吠えると抱っこをしてもらえるという法則が成立してしまい、吠える行動がひどくなってしまう場合があるので注意しましょう。


4.まとめ

わんちゃんにとって大好きな飼い主の方とのスキンシップはとても嬉しいものです。抱っこが好きなわんちゃんならなおさら飼い主さんに抱っこされている時間は幸せな時間でしょう。

ただ、抱っこのし過ぎによって分離不安(飼い主さんと離れると必要以上に不安になってしまう)になってしまう子もいます。

飼い主さんが正しい抱っこの仕方を知り、大切なわんちゃんとの正しい距離感をたもちながらコミュニケーションをとるようにしましょう。


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