気温が25℃を超える季節は要注意! ~~熱中症~~
人は暑いとき汗をかくことによって体内にこもった熱を放出することができますが 犬はそれができません。 汗をかく代わりにハァハァと舌を出すこと(パンティング)によって体内に こもった熱を放出します。
しかし体温が上昇しすぎるとパンティングでは熱の放出が追いつかなくなり、 結果「熱中症」を引き起こします。
熱中症は対処が遅れると死に至るケースもありますので飼い主さんがしっかり 認識してあげることが大切です。
また「熱中症」=「お散歩等の外出時に起こる」という認識があるとしたら 実は大きな誤解です。 人と同じで家の中にいても熱中症になる場合があります。
1.熱中症の症状
<軽度> ・呼吸が荒い ・大量のよだれ
<中等度> ・ふらつく ・嘔吐・下痢 等
<重度> ・けいれん ・虚脱 ・意識障害
2.対処方法
軽度であっても油断は禁物です。おかしいなと思ったら速やかに涼しい場所に移動し、 水で濡らしたタオルで体を包んだり、タオルで包んだ保冷材等でわきや首元、内股を冷やして あげてください。
熱中症の治療は時間との勝負になるため、冷やしてもおさまらない場合や中等度以上の症状が 出ている場合は体を冷やしつつ、速やかに近くの動物病院に連絡してください。
<環境を整える>
室内であればクーラー等を用いて室内の温度や湿度が高くならないように調整して下さい。 室外の場合はできるだけ日陰や風通しのよい場所等、暑さからの逃げ場をつくってあげましょう。 また室内外に関わらず、常に新鮮なお水をいつでも飲めるようにして下さい。
3.予防方法
<夏場のお散歩は早朝や夜の涼しい時間帯に>
夕方、「涼しくなったからお散歩に行こうかな」と思った時、ちょっとまってアスファルトを 手で触ってみてください。(手の平ではなく手の甲で触るとよくわかります)
私たちがちょっと涼しいと感じていてもワンちゃんたちが歩く下の方はまだ暑いということが わかると思います。 またお散歩中もすぐに水分補給ができるような準備は整えてあげてください。
<車でお出かけの際は気をつけて>
エンジンを切った車の中はすぐに50℃以上になってしまいます。 たとえ5分であっても絶対に車の中に置いていかないようにして下さい。どんなに車が大好きなワンちゃんであっても、一緒に連れて行けないところへ出かける場合は 冷房のきいた室内でお留守番させる方が安心ですね。
犬は人よりも暑さに弱い動物です。
人が「これくらいなら大丈夫」と思っても熱中症になってしまう可能性があるということを認識し、 しっかり対策をすることで大事な家族を守ってあげましょう。
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