うちの子、痩せてる?太ってる?
愛犬が痩せているか太っているかを判断する際、一概に体重だけで判断することはできません。
一般に示されている体重はあくまでも標準的な値であって、そもそもの骨格が大きい子や小さい子がいるからです。
そのため個々のわんちゃんの体型を判断するためにボディ・コンディション・スコア(Body Condition Score:BCS)が用いられます。
今回はBCSを使ってわんちゃんの体型を把握する方法についてお話ししたいと思います。
【目次】
1.肥満とは?
2.肥満によって高まるリスク
3.BCSを用いて愛犬の体形をチェック!
4.まとめ
1.肥満とは?
「肥満」とは消費カロリーより摂取カロリーのほうが多くなり、体内に脂肪がたまりすぎた状態のことを言います。
わんちゃんの体重管理をする際、ついつい人の「kg」感覚で考えてしまう方も多いかもしれません。
例えば5kgのわんちゃんが5.5kgになったとします。人にとっては「0.5kg」の増加はそこまで気にならないかもしれませんが、10%の増加と考えてみるとどうでしょう。50kgの人が55kgになったのと同じことなんです。
そのため、わんちゃんの体重管理をする際は単純に「kg」ではなく「%」で考えてあげてください。
2.肥満によって高まるリスク
人と同じで犬にとっても肥満は万病のもとになります。
・呼吸器系への影響
→首回りについた脂肪が気道を圧迫する恐れがある
・筋骨格系への影響
→体重増加により関節や椎間板に負荷がかかり、関節炎や椎間板ヘルニアを引き起こす恐れがある
・心臓への影響
3.BCSを用いて愛犬の体形をチェック!
さっそくBCS(ボディコンディションスコア)をもとにご自分のわんちゃんの状態をチェックしてみてください。。
4.まとめ
当然のことながらわんちゃんは自分で体重管理することができません。
人が管理するとなると一緒に暮らしているご家族全員の協力が必要になってきます。
せっかく一生懸命管理をしてるのに全然痩せないと思ったら、別のご家族が知らないところでおやつを挙げていた…なんて話もよく聞きます。
大切なわんちゃんが痩せすぎず太りすぎず、健康で快適に過ごすことができるよう、この機会にご家族みなさんで愛犬のボディチェックをしてみてあげてください!