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これができたら効果的!クレートトレーニングについて

そもそも「クレートって何?」「どんな時に必要なの?」と思われる方もいるかもしれません。今回はクレートの必要性について少しお話したいと思います。 



【目次】
1. クレートとは
2. こんな時にクレートの出番!
3. クレートに慣れさせてみよう
4. まとめ

1. クレートとは

「クレート」とは持ち運べる犬小屋のようなイメージです。ケージとは異なり扉以外がプラスチック等で外が見えないようになっています。

サイズの目安としてはわんちゃんが中で方向転換できる程度の大きさがよいとされています。大きすぎると中でわんちゃんが動きすぎて車など移動に使う場合かえって危ない場合があります。

「狭くてかわいそう」と思われる方もいるかもしれませんが、犬の祖先はもともと穴を掘って生活していたため、暗くて狭い場所は落ち着くといわれています。


2. こんな時にクレートの出番!

わんちゃんと一緒の旅行や動物病院へ連れていく等、車や電車などの乗り物に乗せて移動するシーンは多々あると思います。

車の場合、わんちゃんが自由に動き回っていて万が一運転席に移動してきてしまったら運転操作を誤るかもしれません。また、開けていた窓からわんちゃんが飛び出てしまう危険性もあります。

電車やバスなどの公共の乗り物に一緒に乗せて移動する場合、ルールは各交通機関によって様々ですが、ほとんどの場合クレートに入れる必要があります。

また、一緒に泊まれるような宿泊施設の場合もお部屋や出入りOKの場所以外はクレートに入れる必要があったり、お部屋に置いて外出する場合はクレートに入れておくなど最低限のルールがあります。

それ以外にも、わんちゃんがケガをして安静が必要になった場合や災害時などにも有効です。

このようにクレートに慣れておけば活用できる場面は多々あります。


3. クレートに慣れさせてみよう

では実際どのように慣れさせていけばよいか簡単にご説明します。

注意していただきたいのは最初から無理やりクレートに押し込んで扉を閉めるようなことは絶対にしないでください。「クレート=嫌なこと」の法則ができてしまいます。

そのためまずはわんちゃんの大好きなおやつやおもちゃをクレートの中に入れ、自分から中に入るまで根気強く待ちます。最初は頭だけ入れて出てくるかもしれませんが、頭だけでも入れることができたら褒めてあげましょう。

わんちゃんをクレートに誘導する際「ハウス」というようにしておくと、「ハウス=クレートに入る⇒そうするとおやつやおもちゃがあって飼い主さんからも褒めてもらえる⇒嬉しい」と関連付けて覚えるようになり、最終的には「ハウス=嬉しい」の法則が完成します。

喜んでクレートに入るようになったら、次は扉を閉めてみましょう。最初は閉めてすぐに開けるところから始め、徐々に閉めている時間を長くしていきましょう。扉を開ける際注意していただきたいのは、わんちゃんが中で騒いでるときに扉を開けないことです。騒いでいるときに扉を開けてしまうと「騒げば出してもらえる」と間違った認識をしてしまいます。


4. まとめ

わんちゃんのしつけに共通して言えることは根気強く教えるということです。

大切なわんちゃんが安全に生活できるようこの機会にクレートトレーニングを開始してみてください。

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